介護の現場で数年働き、
利用者との会話や「ありがとう」にやりがいを感じながらも、
気づけばこんな悩みを抱えていませんか?
・業務量が多く残業が当たり前
・新人のフォローを任され続ける
・困難な利用者や家族対応はいつも自分
「仕事がつらい」
「仕事をやめたい」
そう思い始めたなら、少しだけ立ち止まってほしいのです。
それはあなたの適性の問題ではなく、
職場の構造の問題かもしれません。
実際に、厚生労働省の公表データでは、
- 介護職の離職率はおよそ 14〜16%前後
- 離職理由の上位は「人間関係」「職場の理念・運営への不満」
と報告されています。
つまり「介護の仕事が嫌い」なのではなく、
「環境がつらい」と感じて辞める人が多いのです。
特徴① できる人に仕事が集中する職場
疲弊しやすい職場の特徴は明確です。
“できる人に任せる”が当たり前になっていること。
・難しい利用者対応
・新人指導
・急な欠勤の穴埋め
「あなたなら安心」
「あなたしかいない」
それは信頼ではなく、仕組み不足のサインです。
個人の善意で回る職場は、長くは続きません。
真面目な人ほど先に限界を迎えます。
特徴② 上司が現場を見ていない
・利用者からの暴言やセクハラが放置されている
・人員不足が慢性化している
・現場の声が上に届かない
これらは「我慢が足りない」のではありません。
マネジメントの問題です。
職員は消耗品ではありません。
守られるべき存在です。
介護業界では、
現場経験が豊富な人がそのまま管理職になるケースも多く、
マネジメント教育が十分でない場合もあります。
その結果、現場の負担が偏っていても気づかれにくいのです。
特徴③ 評価と承認がない
人は、
「大変」でも認められていれば踏ん張れます。
しかし
・成果が見えない
・労いがない
・感謝がない
この状態が続くと、心は削られていきます。
実際、介護職の離職理由は
給与以上に「人間関係」「職場環境」が上位です。
【介護の仕事】辞める=悪ではない
責任感が強い人ほど、
「私が頑張れば回る」
「もう少し努力すれば」
と自分を追い込みます。
でも、一人の無理で成り立つ現場は
すでに健全ではありません。
それは“やりがいの搾取”です。
働き方を見直すという選択
大切なのは
今の職場がすべてではないと知ること。
同じ介護職でも
・評価制度が明確な職場
・教育体制が整っている職場
・上司が現場経験者の職場
確実に存在します。
私は転職によって、
「介護が好き」と言える環境を取り戻しました。
最後に
辞めることは逃げではありません。
構造の問題が積み重なった結果です。
介護が好きだからこそ、
自分を壊す前に選択してほしい。
潰れる前に、働き方を変えてみませんか。
いきなり辞める必要はありません。
まずは「どんな職場があるのか」を知ることからでもいいのです。
それだけでも少し心が救われます。


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