「50代から介護の仕事なんて、もう遅いのでは?」「体力が持つか不安…」——そんな心配をしていませんか?
結論から言うと、50代・60代からの介護職は「遅い」どころか、現場の主力です。未経験からのスタートも珍しくありません。
この記事では、50代・60代で介護職を始めるか迷っている方に向けて、仕事内容・資格・給料の目安・体力面の不安への答えまで、現場目線でまとめました。
50代・60代の介護職員は「多数派」です
介護現場で働く人の年齢層は高めで、介護職員の平均年齢は約50歳。50代・60代で働く人は珍しい存在ではなく、現場を支える中心世代です。
実際、私が一緒に働いてきた職場でも、50代・60代で未経験からスタートした方はたくさんいました。介護業界は慢性的な人手不足のため、年齢や経験よりも「やる気」と「人柄」を重視する職場が多いのが実情です。
介護の仕事内容|「体力仕事だけ」ではありません
介護の仕事は「高齢者や障がいのある方の日常生活を支えること」。具体的には次のような業務があります。
- 食事・入浴・排泄のサポート(身体介護)
- 買い物・掃除・調理など生活全般の支援(生活援助)
- 散歩や会話など、気持ちに寄り添う関わり
- 医療職と連携し、体調の変化に気づく
「体力が必要で大変そう」と思われがちですが、介護はただの肉体労働ではありません。
相手を思いやる気持ちや、寄り添う姿勢が何よりも大切です。
人生経験を重ねた50代・60代だからこそ、利用者さんやご家族の気持ちがわかる場面がたくさんあります。
未経験でも大丈夫?資格は必要?
無資格・未経験でも働き始められます。ただ、最初の一歩として「介護職員初任者研修」を取っておくと、仕事の幅も自信も大きく変わります。
介護職員初任者研修とは
- 介護の基礎を学ぶ入門資格(旧ホームヘルパー2級に相当)
- 約130時間の研修で、働きながらでも2〜4か月で取得可能
- 受講費用は5〜10万円程度。自治体の助成や、職場が費用を負担してくれる「資格取得支援制度」も多い
資格の種類やステップアップの道筋は、介護の資格ガイドで詳しく解説しています。
給料のリアル|処遇改善で上がってきています
| 働き方 | 月収の目安 |
|---|---|
| 無資格・未経験のスタート | 月18〜21万円程度 |
| 初任者研修あり | 月19〜23万円程度 |
| 介護福祉士(国家資格) | 月23〜28万円程度 |
| パート・時短 | 時給1,100〜1,400円程度 |
※地域や事業所によって差があります。近年は処遇改善加算という国の制度で介護職の給料は改善傾向にあり、資格を取るごとに着実に上がっていく仕組みです。
体力の不安への正直な答え
正直に言うと、身体介護(入浴介助や移乗)は体力を使います。ただし、働き方で調整できます。
- デイサービス:日勤のみ・夜勤なし。50代60代のスタートに一番人気
- 訪問介護の生活援助:調理や掃除が中心で身体的負担が少なめ
- パート勤務:週2〜3日から始めて、体を慣らしていける
- 夜勤なしの施設:求人票で「日勤のみ」を選べばOK
無理のない働き方から始めて、慣れてきたら広げていく。これが長く続けるコツです。
私が現場で感じたやりがい
私自身、ケアマネになる前は介護職員として働いていました。
その経験の中で強く感じたのは、感謝の言葉が直接返ってくる仕事だということです。
介助をしたあとにありがとうと言われるだけではく
デイサービスで会話を楽しんでいると「あなたがいてくれるから、ここに来るのが楽しい」と言われたり、こうした小さなやり取りの積み重ねが「自分は誰かの役に立てている」という実感につながります。
50代・60代まで培ってきた人生経験やコミュニケーション力は、この仕事の大きな武器です。
失敗しない職場の選び方3つ
- ①「未経験歓迎」+「資格取得支援あり」の求人を選ぶ 教育体制が整っているサイン
- ②見学をお願いする 職員の表情と利用者さんへの声かけを見れば、職場の雰囲気はわかります
- ③最初から夜勤ありを選ばない まずは日勤のみで体を慣らす
ケアマネKIKIのひとこと
まとめ
- 50代・60代の介護職は多数派。未経験スタートも普通のこと
- 無資格でも始められる。初任者研修を取れば幅が広がる(費用支援あり)
- 給料は処遇改善で上昇傾向。資格で着実に上がる
- 体力が不安なら「デイサービス」「日勤のみ」から始める
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